知恩院・サラナ親子教室でお話させて頂きました
紅葉のピークを控え、少しずつ観光客でにぎわう知恩院さんにお仕事で行ってまいりました。
サラナ親子教室の発達相談会です。
春には滋賀の正福寺さん主催のサラナ親子教室にお伺いしました。
各地のお寺で親子教室を開催していらっしゃる、子育て支援の草分け的存在です。
知恩院さんは華やかな祇園から徒歩圏内にあるのですが、緑が豊かで厳かな場所です。
緊急事態宣言が解除され、京都の街にも少しずつにぎわいが戻ってきたようで、この日は観光の方たちの姿も見られました。
こういう場所をパワースポットというのでしょうか…
思わず仕事帰りに写真を撮らせていただきました↓
親子教室があるのはこちらの和順会館、上品で美しいホテルです。
親子教室が開催されるお部屋も清潔で広々とした大広間で、スタッフの方も手厚く温かい雰囲気なのです。
子どもが小さかったら、私もここに通わせてほしかった…と思うくらい素敵な親子教室です!!
親子教室に通っている親子さんは、皆さん子育てに熱心で愛情いっぱいでした。それゆえ、お子さんの表情も遊びもとても豊かで癒やされました。
私は子どもが小さいうちは外に出るのも一苦労だったことや、いろいろなお子さんのしんどさを目の当たりにしていることで、親子で安定してゆったり関わっていらっしゃる姿を見るだけで感動してしまうところがあります(はい、完全におばあちゃん化しています)。
ここにはお悩みの内容は書きませんが、どんな立派なお母さんたちでも子どもにまつわる悩みがない人はいないことを実感しました(何も悩んでいない、という方が少し心配かも…)。
それだけお子さんの事をしっかり見て、将来を心配し、過去の事を反省し悔やむのは愛情が深い証拠です。
私は、こどもは自分の中に成長の地図を持っていると思っています。親が焦っても急かしても地図も行程もペースも変更できないし、そもそも大人の思い通りにしてはいけないのです。
それは相談室のこどもたちが教えてくれたことです。
だから、子育てを保護者の方だけが頑張らなきゃいけない世の中は間違っているし、家庭だけでなくこういった教室や一時保育や一時預かりなどを気がねなく利用してゆったりと、今目の前のこどもの発達を喜び見守っていける社会になればいいなと祈っています。
用意していただいた1時間はあっという間に過ぎ、ひとりひとりの方ともう少しお話したいと思うような素敵なエピソードのおかげで活発な話し合いができました。
発達相談といいながら、心理士は診断はできません。その子に合わせた検査やテストを組み合わせて、その子を良いところを見つけられるように向き合うのが仕事です。診断ができるのはお医者さんだけなのです。
しかし、たった一場面を切取って、その子どもや保護者のこれまでを断言したり決めつけてしまうような、そんな乱暴な事をしてはいけないのだと教えていただける機会にもなりました。
もし発達で気になることがある、健診でショックな事を言われたことがある方はお一人で悩まずに是非セカンドオピニオンを求めてみてください。
保育園、幼稚園、学校の先生、親子教室の指導員さんなど数多くの子どもを見ている専門家であり、普段のこどもさんの様子を知っている方が良いです。
そして、気は重いですが健診は欠かさないようお願いしたいです(元相談員としてです。スタッフは入れ替わる可能性もあるので!)。
その上でご心配なこと、秘密にしたいことがある方は区役所のこどもはぐくみ室や、こどもみらい館なども無料相談ができます。
あ、この相談室・にゃあんも選択肢の1つに入れてやってくださいね(ちゃっかり)!
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