感じ方って人それぞれ
題名を見た方は「それはあたりまえだよ」と思われるかもしれませんね。
人間の感覚や知覚、反応は本当に個人差が大きいです。
特にこの仕事をしていると、平均や普通ってなんだろう?と、人間の可能性や多様性について考えさせられます。
数に色がついて見える、絶対音感がある、一度見た映像を細かいところまで再現できる…数々の才能に溢れ、扱い方に苦戦する方々がいらっしゃいました。
一方、こだわりや偏食と言われる問題行動があります。しかしその背景には、服のタグが痛くて服が着られない、人の話し声が怖くて集団に入れない、口の中で食感が違うものが混ざると気持ち悪い、柔軟剤やシャンプーの臭いで頭痛や吐き気がする、などその方の感覚が鋭すぎるがゆえに耐えられない苦痛が存在している場合もあります。
このコロナ禍では社会全体に余裕がなくなっている気がします。ワガママだから、やる気がないから、努力していないから、と気持ちの問題だけで片付けるのではなく、多数派にはキャッチできないものを感じるセンサーを持った人が存在することを忘れないでいたいと私も常々思っています。
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